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■ 2009年1月5日〜18日

◆ 新しいコーナーです
 これまで、『毎日あれこれ十七文字』として掲載していたものを、『公開日誌』としてリニューアルいたしました。人生の航海日誌という大げさなものではなく、単なる日記の公開ということで始めさせていただきます。もしも面白かったら、これまでの『毎日あれこれ十七文字』も改めて読み返してみてください。

◆ いつも日記をつけてます
 失明したら頭脳がノート。だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。
 音声パソコンを入手した当時、ただのスケジュール表だったものが、いつか毎日の記録となっていました。筋力運動、万歩計、透析データに食事の記録。健康維持のためにも大切なこの習慣も始めてからもう20年。
 けれども、世間の皆様がされているようなブログとは違い、わざわざ読んでいただけるものではありません。ただ、2007年の8月12日から遊びで始めた十七文字が、季節や出来事のヘッドラインになるので、ここに紹介させていただいてきました。
 毎日の出来事。去来する思い。本当はひとつひとつ、丁寧な記事に仕上げたいのですが、イカサマ俳句にマヤカシ川柳。これら十七文字や日記の切れ端で、現在を生きるボクたちの暮らしを浮かび上がらせてみたいと思います。
 夏目漱石や永井荷風ならいざ知らず、ボクの日記なんぞ死んでみたって永久に披露されるチャンスなんて訪れるわけもなく、こうして自分に命のある間だけ、毎日の出来事や思いを粉砕して、かけらを集め編集して、ホームページに掲載し続けることにしたのです。
 さて、近頃ここいら最近、遠くない日々の2週間。出来事あれこれ、思いはいろいろ。どうか、よろしくお付き合いください。
2009/02/08 エム ナマエ

◆ 2009年1月5日から18日までの出来事あれこれ
0105・月・夏目漱石生誕記念日・
 未明に目覚め、ラジオ深夜便は心の時代は昨日の続きで、クラネタリウム。クラゲのおかげで貧乏から脱却する奇跡と偶然の物語。水族館長の山形弁がいい。
 夕方から通常透析。採血。透析スタッフに改めて新年の挨拶をする。ラジオでは林家彦一の新作落語談義が面白かった。透析からの帰り道、アルルが黒づくめの若い女性に対して唸る。彼女はケータイをかけていたのだが、それがアルルには挙動不審に思えたのだろう。それとも、もしかすると彼女は狐狸、もしくは宇宙人が化けていたのかもしれない。アルルが人間に唸るとは、どうしても思えないのである。
 アクセスのコメンテイターは田中康夫さん。派遣村に集まってくる職業難民の中に、それらに該当しない人たちがいたことを指摘していた。
 コボちゃんとキャンティワインを飲んで亡くなった志岐恒雄を惜しむ。法律と道徳が同義語でないことは理解していても、志の高い法律家を失ったことは打撃である。
 24時半、ラジオ深夜便で藤沢周平作品朗読。大石倉之助の葛藤を正面から描いているので面白い。ずっと末娘ネコのミミが足元でボクを見上げていた。
▲ 冬の夜ネコはストーブヒトは酒
▲ クロイヌが黒装束を尾行する

0106・火・
 絵本「いつもぶうたれネコ」の原画制作開始。本番となると、ラフスケッチのときの気楽さが懐かしい。
 コーヒータイムで、ゆっくりと焙煎工房のコーヒーを楽しんでいたら、松沢小学校の林香代子校長先生から電話。香代ちゃん先生はチャーミングで美しい先生。ボクの仲良しだ。講話の依頼を受ける。
 国会では噛み合わない討論が続いている。総理と政府与党の答弁のなんと薄っぺらなことか。総務省政務官の派遣村への乱暴な指摘もそうである。総理も閣僚も雲の上から発言するだけ。まるで蜘蛛の糸をたらして遊ぶ天井人のつもりか。政府も財界も100年に一度の経済危機を口実に弱気な発言が続いている。それを好都合に首切りをして、企業だけ生き残って、あとはどうするのだ。首を切られた人材は、二度とそのメーカーの消費者にはならないだろう。
▲ 一日が上から下へ落ちていく
▲ 人生はさらりさらさら砂時計

0107・水・
 コーヒータイムに青木裕子アナウンサーより電話あり。『銀河鉄道の夜』の朗読の打ち合わせ。軽井沢の朗読館のこけら落としになるかもしれない。
 月刊『ラジオ深夜便』のゆめぞうアイディア。なかなかうかばない。
 ジョンレノンが女王陛下に変換した勲章が発見される。1965年にビートルズがもらった勲章だったが、1969年にイギリスが戦争に加担したことを抗議して変換したもの。変換の理由のひとつとして、自分の曲の『コールドターキー』がヒットしなかったことを挙げているのはジョンのユーモア。
 イスラエル軍、攻撃をエスカレートさせる。学校に戦車砲を打ち込み、多数の児童が負傷。これはもう戦争と呼べるものではない。アメリカ軍の東京大空襲も広島長崎の原爆投下も、戦争と呼ぶべきものではない。
 昼食の代わりにいただいたイチゴを食べる。完熟だからおいしいが、早く食べなくてはならない。
▲ 手を合わす冬のイチゴの甘さかな

0108・木・
 朝から、おおたか静流さんのトルコでの録音、新しいアルバム「セレナーデ」をかけっ放し。中近東の楽器とのアンサンブルがいい。夜は風呂でNHKラジオの浪曲。ゆっくりと45分間の入浴となる。わあ、贅沢。どこからか、拍子木と「火の用心」の通る声。
 子どもの頃、どうして組合に熊がいるのか疑問だった。それがベアでなく、ベースアップであることを知るのは後になってから。新聞やニュースは紙面や時間の関係か、やたらに略語を使うが、それが青少年の興味の障害になっている。言葉はできるだけ正確に伝えて理解を促した方がいい。ニュースを特定の人たちだけのものにしてはならない。
 イスラエルの攻撃が終わらない。怨みは怨みを呼び、怨念は積み重なり、深い地層となって沈んでいく。歴史とともに怨念が降り積もり、未来永劫消えることがない。アフリカ系大統領のオバマは、この事態を解決に導けるのだろうか。ますますオバマへの期待が高まる。代わりに日本の首相のおバカぶりがますます目立つ。米国はオバマさんで、日本はオバカさんなのだ。
▲ 日米は少しの違いで大違い あちらオバマでこちら大馬鹿
▲ 火の用心乾いた街が雨を待つ

0109・金・
 雪の予報だったが、雨がぱらついていた。キロンのおかげで、4時から起こされた。目覚めて、おおたか静流の新しいアルバム「セレナーデ」をかける。
 いきなり、コンピュータのマイメールのデータが消える。コボちゃんが対応してくれたが、アドレス以外のデータはすべて消滅した。ショックは大きかったのだろう。いきなり胃痛。大切なデータも消えているので、そのうちもっと痛烈な打撃を感じるかもしれない。それなりに対応していくしかないだろう。とにかく、コボちゃんのコンピュータスキルが上がっていたので助かった。
 夜、NHKラジオ『愛しのオールディーズ』に西島三重子出演。面白かった。デビュー当時のことや、レコード会社の人たちを西島肉店がすきやきで接待したというエピソードには笑う。「おひさまのたね」で、エム ナマエのジャケットについて青木アナウンサーとふたりで語っていたのでちょっぴり嬉しくなる。
 アメリカではチデジ化が遅れるとの予測。不景気が影響しているのだ。日本でもアナログテレビを廃止してしまうのは暴挙。貧乏人はテレビを見る資格がないという話である。ボクのラジオでも、テレビの音声は聞こえなくなる。映像はどうでもいいから、音だけは何とかしてくれや。
▲ 夜明け前雪の予報に空見上げ
▲ コンピュータトラブル腹の虫悲鳴
▲ いつの間にそんなに腕を上げたのさ

0110・土・
 目覚めて、下村健一のサタデイズバットを聴く。ワークシェアの落とし穴について。
 午後、仙川ホールのロビーで絵葉書展示。桐朋学園卒業イベントにロビー展示で参加。ステージは迫力のあるもの。桐朋学園関係者の実力はさすが。
 閉幕して、青木岳志ファミリーとビストロで食事。ずっと憧れだったLLの生牡蠣を白ワインで食べられた。うまかった。楽しい談笑もご馳走のひとつ。
 それにしても、仙川ホールは寒かった。コボちゃんなど、トイレが冷たくて座れなかったほど。デザインが主役の建物に人間は馴染まない。本日は青木ジュンちゃんの桐朋学園卒業おめでとうの一日となる。
▲ 大皿の生牡蠣一気に平らげる
▲ コンクリが冷たき夜のサイン会

0111・日・
 日記をつけようと思って万歩計のスウィッチを押したら、電池切れの警告音。ICレコーダーの記録の整理をしていたらやはり電池切れ。便利な道具は手がかかる。
 ボーッと過ごしてしまった。一日を無駄遣いしたような気分だが、骨休みにはなったので、本当は感謝しなければいけないのだ。
▲ 無駄遣いした経験は無駄でない
▲ 意味もなく十七文字を並べてる

0112・月・成人の日・
 早起き。ラジオを消して『アリーナ物語』執筆。月刊『ラジオ深夜便』ゆめぞう3月号イラストレーションの制作。ゆめぞうのカットを1点描き直す。コボちゃんからOKをもらう。
 昼、神楽坂のスタジオクラスターへ。石原均さんの作品セレクト。西島三重子ご夫妻や黒井健、小林潤子さん、森まさあきさんとみんなで、均さんの作品を前に真剣に展示順番や檜画廊の壁面スペースのレイアウトを考えている。黒い健はメジャーを持ち出して壁面プランをたてていた。さすが清里に絵本美術館「絵本ハウス」を運営しているエキスパートだけのことはある。脱帽。それにしても、作品選択にはみんな苦労している。本当は、すべての作品を見て欲しいのだ。イラストレータ石原均はいい作品を残していた。その死が惜しまれる。みんなでスタジオクラスター特製のランチを食べる。青木岳志カメラマンは日本有数の料理写真家。スタジオクラスターはレストランも開業できるほどの凄腕料理か揃い。楽しいランチタイムであった。残された友人たちで集い、石原均の作品を愛でているこの光景を、作者本人は天空から見ているのだろうか。
 食事が終わると、急いで休日透析へ。いつもだったら夕方の6時なのだが、休日は3時半までに入室しなければならないのだ。もう、まったく。このシステムは透析患者の休日を中途半端なものにしてしまう、人道的な配慮に欠けるシステムだと思う。病院は透析患者からまともな休日を奪うつもりなのだろうか。まあ、経営センスの問題。麻生太郎が医者にはコモンセンスに欠けるところがあると暴論をはいたことがあったが、百パーセントの的外れでもないのかもしれない。とはいえ、立派な医者はいくらでもいる。
 透析から帰るクルマでコボちゃんから愉快な話を聞く。タイのとある寺が動物の楽園になっているらしいのだが、そこでトラをまるでイヌかネコと同じように飼育しているのだ。空腹のトラが餌を前にしてオスワリやマテをするという。できなければ頭を叩かれる。首輪をつけて散歩もすれば、一緒にじゃれて遊ぶともいう。これには笑った。
▲ 残されし友集まりて遺作展

0113・火・
 未明より起きて月刊『ラジオ深夜便』ゆめぞうイラストレーション下絵。BGMもラジオ深夜便の「心の時代」。内容はネバールの現状報告。
 午前10時、児童文学者のさとうまきこさん、その友人の佐々木まち子さんくる。昼まで談笑。立川談春の著作をいただく。おそらく、談志家元の話題満載の本だと思うので、読みたかった一冊。これはありがたい。また、ご主人が釣ってきたというカサゴをいただく。コボちゃんが煮付けにしたが、新鮮で大変においしかった。夕方、寒気がするので、無理はしないで眠る。歌謡ドラマの時間に起きたが、再放送だった。
 一家5人を殺した祖父が無期懲役。一家心中を容認するような判決に裁判官の判断を疑う。こうなると、裁判員制度も悪くないかと思わされてしまうが、さあ、どうだろう。裁判官と裁判員の人数バランスの問題もある。裁判官の意見や誘導が判決に影響を与えるか否か、5月からの動きに注目を要する。
 日本列島にも寒波がきているが、欧州では凍死者が出ているという。地球に寒波。ボクには寒気。地球もボクも疲れているのかもしれない。
▲ 掌を息で暖め筆を持つ
▲ 力こめ筆握る手に熱さあり

0114・水・
 未明より絵本「いつもぶうたれねこ」の原画下絵。けれども、うまくいかない。紙が大きいのだ。
 午後2時、月刊『ラジオ深夜便』3月号イラストレーション締め切り。岩坂編集者、インフルエンザでこられず。代理で訪れたKさんをイヌネコが大歓迎。
 ホームページを読んだ方から心配される。日記のあちらこちらで、病院での検査を報告しているので、ボクの体調を心配してくださっているのだ。けれども、ボクの病院通いは安心生活の保険みたいなもの。つまり、転ばぬ先の杖だから、最近のボクは快調そのもの。巷のインフルエンザ流行にも、風邪ひとつひかない元気者なのである。
▲ 風邪予防うがい手洗い忘れずに

0115・木・
 未明より絵本「いつもぶうたれねこ」の下絵。けれども、やはり紙が大きいので、B3からF6に変更した。これだと、絵本の原寸に近くなるのだ。仕事に夢中になっていたら、ドアチャイム。愛育社の山部洋史氏の来訪だった。仕事用のマスクをかけたまま出てしまう。サングラスとマスクだから、まるで銀行強盗の出迎えだ。
 午後は信濃町へ。待合室で『犬身』を読んでもらう。コボちゃんの朗読は久しぶり。午後2時半、心臓エコー検査。慶應義塾病院。たっぷり、じっくり、ゆっくりの30分間。いつも思うのだが、慶應義塾病院の検査や診察は実に丁寧で暖かい。これだけ丁寧な心臓エコー検査を、ボクは他の病院で受けたことがない。これだけ調べてもらえれば、納得も安心もできる。
 夜、いきなり裁判所の執行官くる。予告なしで驚くが、これが恒例らしい。不動産競売のための写真撮影が目的なのだが、打ち合わせだけで出直してもらう。ボクらはここに約20年暮らしているが、次々と大家が入れ替わる。借主が責任を果たしているのに貸主がしっかりしていないので、いつも迷惑をこうむるのだ。
 寝酒を飲んでいたら、絵本「いつもぶうたれネコ」の筆者、木村裕一氏より電話。打ち合わせをしていたら、長電話になってしまった。
▲ 北風もお日様出れば怖くない

0116・金・
 起きてすぐに絵本「いつもぶうたれネコ」の下絵。F6のスケッチブックにかく。途中、イタズラネコのキロンに邪魔されて1枚無駄にするが、下絵は好調。
 朝のニュースはハドソン川の奇跡。元米軍パイロットの機転で、バードストライクで墜落寸前のジェット旅客機を氷点下のハドソン川に着水させ、満員の乗客155人を全員無事に救ったという話題。マンハッタンの摩天楼を横目に、住民も乗客も救ったパイロットは賞賛に値する。大統領がよくなると、国民の能力もアップするのかもしれない。
 外出は天気がいいのでありがたい。小田急線に乗ると、外国人が席を譲ってくれたが、有難く辞退する。この外国人、ポルトガル語を語る家族。大変な荷物を抱えての移動。もしかしたら、この不況で帰国するブラジルのご家族かもしれない。日本語が堪能なのだ。新宿駅の改札口で通れずに困っていたので、コボちゃんが声をかける。そこへ駅員が駆けつけてきた。
 駅といえば、最近はどこの駅にもエレベーターが装備されていて助かる。要するにやろうと思えば、いつでもできたのだ。やると決めたら、やれないことはひとつもない。やれないのは決めないからなのだ。
 昨日も今日も信濃町の慶應義塾病院。万歩計の電池をコボちゃんが復活させてくれたので、ゴキゲンで歩く。昨日と同じく、待合室でコボちゃんに『犬身』を読んでもらう。面白くなってきたのだが、エロティックなシーンでも、人前で朗読してくれるコボちゃんの勇気はすごい。
 時間となり、心臓血管外科の四津良平教授に心臓エコーの結果を診てもらう。良好。3年前よりも改善されていて、血液の逆流もおさまっていた。四津は心音を聴いてくれたが、シェイプアップを褒められた。毎日鍛えていると、いいことがある。クラスメイトの大学教授に肉体を褒められるのは悪い気分ではない。優れた医療者は、患者の肉体に触れてくれる。それがいちばん安心をくれるのだ。そして、安らげる言葉もくれる。投薬や開腹だけが医術ではないのだ。とにかく、日本を代表する心臓血管外科の教授から心臓に太鼓判を押されたのだ。感謝して、仕事に集中しよう。
 政界に新しい動き。渡辺嘉美に江田衆議院議員が同調したのだ。アジェンダは霞ヶ関の改革。江田議員は霞ヶ関官僚を国家の癌と決め付けていた。
▲ 冬晴れの歩き嬉しき万歩計

0117・土・阪神大震災14周年・
 起きてすぐに絵本「いつもぶうたれネコ」の下絵。盲目だから、簡単ではない。ポイントは、いかに自分で楽しむか。そして読者に楽しんでもらえるかだ。結局、終日下絵制作に没頭できた。
ラジオは阪神淡路大震災の話題ばかりで、当時のことを思い出す。未明から仕事をしていて、揺れに気付き、すぐにラジオをつける。コボちゃんを起こしてテレビを見てもらう。あれから年収の一割を関係機関に災害募金したことを覚えている。災害は人事ではないのだ。
▲ 今日の俺少しいいやつになりたがる
▲ 人生をシャッフルされたお正月

0118・日・
 早起きをしてラジオをBGMに、絵本「いつもぶうたれねこ」のイラストレーション。朝のラジオはNHK。なぎらけんいちの番組で高石友也を特集。『チュウインガムひとつ』に感動。女子感化院の少女たちが全員泣いて聴いたとの逸話。万引きをしてしまった女の子が書いた詩を歌にしたもの。
「おもちゃみたいに足がかたかた震えた」
「公園が知らない国に見えた」
「魚のように謝った」
これらの言葉は子どもだけに許されるユニークな言語感覚。
 午後のBGMは志の舗。落語も仕事も楽しいが、稽古も練習も苦しく難しい。
 午後、慎重に計算しながら彩色プラン。細心の注意で色指定。それをコボちゃんがしっかりとメモ。彩色作業のBGMも落語。ひさびさに金原亭馬生をじっくりと聴くが、面白い。
 ラジオ深夜便をBGMに寝酒。今夜のテーマはラジオ歳時記で俳句だったので、勉強になる。寒烏という言葉を覚える。寒雀でもいいし、寒椿や寒鯉でもいい。日本語は深い。
▲ 寒雀餌のおねだり桜の木
▲ 硝子越し高く鋭く寒烏

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