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■ 速報 おおたか静流さんと絵本でコラボ

◆ 素敵なチャンスがやってきました
 歌姫、おおたか静流さんと絵本を作ることになりました。詳細は後日お知らせいたしますが、とにかく嬉しくて黙っていられません。
 ボクは静流さんの描き出す言の葉の風景が好きです。物書きのはしくれといたしましても、彼女の才能に羨望さえ覚えるくらいです。
 その音の連なりに絵をかかせてもらう。画家として、これほどの栄誉と喜びがあるでしょうか。

◆ にんにく香るイタリアンカフェ
 先日、サマーセールで賑わうデパートの喫茶室で編集者との三者会談をいたしました。最初はもっと静かで落ち着いたホテルのラウンジを出版社が準備してくださったのです。ところが、猛暑の中を盲人が歩いていくに、ホテルまでは距離があり過ぎる。エム ナマエのマネージャー、ワイフのコボちゃんからこんな提案があり、直前になって駅の真上のデパートに変更となったのでありました。
 おそらく編集者は静かで落ち着いた喫茶店をイメージされていたに違いありません。けれども、デパートはサマーセール。時間と経済に余裕のある奥様方で混雑しており、喫茶店は満員御礼。そこでレストラン街のとあるイタリアンカフェに落ち着いたというわけです。
「わあ、おいしそうな匂い」
 いためしに目のないボクは、にんにくの香りに鼻をぴくぴく。食べたばかりなのに、
「エムさん、食事はまだでしたか?」
などと編集者に気を遣わせてしまいました。

◆ 初めてでも初めてじゃない
 初めての顔合わせでした。でも、正確に表現すると、三人で揃うのが始めてなのです。それぞれのタイミングで個別の出会いがあり、ばらばらだったご縁がひとつになる。仕事というものは、そうして始まるものなのです。

◆ テーマは決まった
 編集者は静流さんのことも、ボクのこともよく研究されていました。若さに似合わず、巧みに打ち合わせをリードしてくれます。それもそのはず。彼女は絵本作家きむらゆういち氏の愛弟子。白百合で彼の講義を受けていたのです。ちなみに、ボクの講演も聞かされたとか。それはお気の毒に。
 とにかく彼女はきむらゆういち氏に太鼓判を押された才能と情熱あふれる優秀なスタッフなのでした。
 テーマは決定。静流さんとエム ナマエにふさわしい題材です。主人公も決まりました。これもボクの大好きなキャラクター。
 9月になれば、最初の絵を仕上げます。そのときまでには、静流さんの言の葉も浮かんでいることでしょう。そして、詳しいことはいずれゆっくりお伝えいたします。ああ、お知らせするのが、なんと楽しみなことであるか。   04/08/2006

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