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原稿用紙プライベート盲導犬アリーナ日記
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■ 沖縄いくなら比嘉タクシー

◆ 夏の日が 暑い分だけ 寒い冬
 うひょひょい。いよいよきました、寒い冬。ブルブルッと全身が震えます。ゾクゾクゾクッて、鳥肌立って、鳥になっちゃいます。
 これまでが異様なくらい暖かかっただけに、この寒さはとってもつらい。こういうときこそ沖縄です。もち、ハワイでもいいですよ、いける人は。あはは。でもさ、ボクなら沖縄。パスポートもいらないし、両替の必要もないし。そうやって、ボクは21世紀になってからは三度ほど、コボちゃんと盲導犬アリーナと沖縄のお世話になってきました。

◆ はじめての沖縄で
 最初の沖縄訪問は、糖尿病協会からの講演の要請で実現しました。それまで、ボクにとっての沖縄は遠い島。理由は説明するまでもなく、その場所で遊ぶことを躊躇したからです。でも、遊びではなく、糖尿病予防キャンペーンで貢献できるなら、と自らを納得させ、そして喜ぶコボちゃんと盲導犬アリーナと沖縄への飛行機に乗ったのでした。
 講演の翌日、ボクとコボちゃんはアリーナにトイレをさせていました。すると、その様子を暖かく見守っている人物がいたのです。それが比嘉哲夫さん。彼はタクシードライバー。早速、ボクらは比嘉さんに沖縄観光案内をお願いしたのでした。

◆ 沖縄へのリスペクト
 比嘉さんに相談したら、まずは琉球王朝を表敬訪問したらいい、ということでした。そこでお城を訪ねます。もちろん比嘉さんのレクチャーつき。そこでボクらは沖縄の歴史を学んだのでした。
 それから花束を携えて姫ゆりの塔へ。コボちゃんと並んで合掌。盲導犬のアリーナも隣でつつましく正座をしていました。 比嘉さんの講義つきの1日観光のおかげで、ボクらはすっかり沖縄フリーク。アリーナもブンブンと尻尾を振って常夏を楽しんだのでした。

◆ 二度目の沖縄
 次の訪問でボクらは有名なリゾートホテルに滞在しました。エグゼクティブのご厚意で、宿泊はなんと最上階のスウィートルーム。48時間もあったのに、とうとうボクは部屋の配置を覚えられず、ひとりではトイレにもいけない始末。アリーナもあまりの広さにおののいて、部屋の片隅で固まったまんま。いやあ、お金持ちって大変なんだなあ、と同情することしきり。ホテルの部屋は歩いて3歩が理想的。
 もちろん空港からホテルまでの往復は比嘉タクシー。おまけに比嘉さんはナジミの店にボクらを招待してくれて、サンシンを演奏してくれたのです。彼は沖縄伝統音楽の担い手のひとり。タクシーのナビゲーターシートでは、いつも比嘉さん愛用のサンシンが出番を待っているのです。

◆ 三度目の沖縄
 三度目の沖縄には三つの目的がありました。ひとつはチュラウミ水族館。ボクとコボちゃんとアリーナは、比嘉タクシーで水族館に到着。コボちゃんもアリーナも、体育館みたいな水槽で泳ぐ巨大なサメとエイに大喜び。ボクはナマコやヒトデをなでなでして楽しみました。
 普天間小学校での講演も目的のひとつ。仲良しのヨネちゃんがセッティングしてくれたのです。ハーネスから自由になったアリーナは、全校生徒の相手をして、みんなからの歓迎を受けていました。
 そして最大の目的は、おおたか静流の沖縄ライブ。那覇のライブハウスに比嘉ご夫妻を招待。静流の世界にどっぷりつかった後は場所を変えてウィスキータイム。でも、比嘉さんはクースを飲んでいたっけな。しばらくしたら静流さんも現れて、みんなで酔いどれタイムを満喫したのでした。
 ボクらは那覇空港から東京へ。そしてこれがアリーナにとって最後の空の旅となったのでした。

◆ 沖縄いったら比嘉タクシー
 エム ナマエは比嘉タクシーを推薦いたします。沖縄にいくなら、どうか連絡してください。
比嘉哲夫  西武タクシー144号車   tel 098868ー7508



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