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■ 頑張れ、最高裁

◆ 最近ちょっと応援してます
 ボクはずっと最高裁のおじさまたちにペケの印をつけてきた。選挙での話である。けれど、最近おかしいんだ。最高裁がまともな裁定をくだしている。そろそろペケをつけるの、やめなくてはいけないかもしれない。
 裁判に注目しているのは、ホームレスの裁判評論家、阿蘇山大噴火さんばかりではない。エム ナマエだって、いつでも最高裁の判決に注目してきた。その結果として判明したのが、この国の司法は憲法を遵守するつもりがないこと。裁判官は偉くなるほど、世間の常識を失うってこと。
 そういうわけで、この国の三権分立をずっと疑ってきた自分が、最近は最高裁に期待までしている。そうだ、最高裁こそが私たち国民とこの国家を守ってくださる最後の砦なのだ。

◆ 沈没寸前、日本列島
 そりゃあそうだよね。立法が勝手な理屈をこね、行政が税金の無駄遣い航路を暴走しているのに、司法がブレーキをかけなければ、日本丸は必ず沈没する。連立与党が数の論理で押し切って、どんな立法をしていくのか、まともな人間ならば、誰だってハラハラしてたんだ。そしたら、たちまち最高裁が正気に戻った。万歳、さすが、最高裁。拍手喝采。やんや、やんや。

◆ 地検特捜部は正義の味方
 耐震データ偽装マンションやホテルの正体が暴露され、国会が揺れた途端、地検特捜部が動いた。そうして、ホリエモンのライブドアのインチキが露呈した。内閣ではホリエモンのパパや、応援していた大臣たちにパニックが起きている。株式市場は混乱し、コンピュータはダウンする。デイ・トレーダーの一喜一憂、稼ぐ阿呆に羨む馬鹿。なんか変だぞ。おかしいぞ。これまでの規制緩和は誰のため。民間の活性化は何のため。少なくとも、こんな世の中にするためではなかったはず。
 金さえあれば、買えないものは何もない。豪語するバブル企業の錬金術師。国も国家も拝金主義の魔法の呪文。でもなあ…。そろそろ小泉ジュンちゃんの改革呪文も有効期限が切れるのかもしれない。そんな呪文よりも、もしかしたら11人の女房に食べさせてもらっている、正体不明の占い師がつぶやいている謎の呪文の方がより真っ直ぐで有効かもしれない。
 さあ、復活しろ、最高裁。立ち上がれ、地検特捜部。日本国の遵法精神のため。ホリエモンの改心のため。耐震に自信を失ったマンションやホテルの安心のため。コンピュータで目玉を真っ赤にしているデイ・トレーダーたちのため。米国産牛肉にこだわる牛丼チェーンのため。東横インを東急インと勘違いしている人のため。そして、脳天気な占い師の平和のため。
2006/02/02




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