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◆問題の本質

 年金問題、北朝鮮問題、様々な議論がされていますが、マスコミの皆様、世間の皆様、その議論は本質から外れてはいませんか。問題の根本は「国民をいかに守るか」ということです。年金は国民ひとりひとりの将来の生活保障。拉致問題は国民ひとりひとりの権利・財産の保障。我々は多いか少ないかは別にして税金を国家に支払っている。その代償として国家は憲法に基づく保障を国民に約束しなくてはならない。

 けれど現実派国民と役人の戦争。税金という利権をネタにして役人たちが楽をしながら将来の保障を確実にするような制度を構築している現状。安心して暮らしていけない国民が、どうして役人どもの将来を保障しなければならないのか。本当に三権分立は実行されているか。裁判所は憲法を正しく運用しているか。行政は国民のために働いているか。年金制度も、税金制度も複雑で理解困難。スペシャリストがいない限り、一般国民にはこの制度と闘うこともできない。すべては一部の人間のためにだけ築かれているのではないかと疑いたくなる。

 どうしてもっとシンプルにならないのか。そのためには、どこに所属する人間であれ、甘い汁を吸わせることだけは許してならない。制度や法律が複雑で理解困難な分だけ、そこに誰かのための救済や抜け道が準備されているような気がしてならない。立法も行政も司法も、よけいなことはするな。憲法に従い、それを守り、実行せよ、とエム
ナマエはいいたい。

 本当はそれだけで充分なのだ。無駄で余計な仕事を作り、役人の、もしくはそれに準じる人間の雇用促進なんかするな。人の金を利権にし、湯水のような使い方をするな。その結果に生まれる負債を国民の負担にするな。責任をとれ。そのような立法をしろ。もしそれができなければ、役人の給料を半分以下にしなさい。消費者は充分な仕事に見合った分だけの報酬を支払う。年金の問題も、安全保障の問題も、支払った分だけの安心だけは要求したい。

 自分たちの足元だけを見つめている役人たちよ、もっと広く世間を見回し、本当に自分たちのやるべき業務に専念して欲しい。我々国民は納税者という形で貴方たちを雇っている雇い主であり、行政の消費者であり、立法の主人公であり、憲法の保障だけを頼りに生きているか弱い存在なのだから。  ☆エム ナマエ 2004・05・26

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