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■ 康夫さん、このチャンスを待っていた

◆ 田中康夫さん当選おめでとう
 数の論理で個人の運命が左右される間は、民主主義の完成はあり得ない。少数派にスポットライトが当てられなければ、政治に価値はない。個人の権利や安全が守られない限り、国家に存在価値はない。ボクは常々そう考えている。だからこそ既成の政党ではなく、主義や思想、組織やしがらみの呪縛を受けない個人に期待をしてきた。

 これまで、田中康夫氏は長野県知事として、あるべき首長の姿を具体的に提示し、実行してきた。その完成を待たなかったのは、長野県民の選択である。けれども、それが長野県民以外、すべての日本人に田中康夫氏を選ぶチャンスを与えてくれたのである。ボク個人も、ずっとこのチャンスを待っていた。主権者として、田中康夫氏に投票する機会を得たことを嬉しいと思う。

 阪神淡路大震災でオカミがモタモタしている間に、田中康夫氏はミニバイクで被災市民に生活必需品を配達していた。ラジオパーソナリティーとしての氏に注目していたボクには、その頃の田中康夫氏に為政者としての目覚めを感じている。そもそも骨太の論客であった。いかなる巨大な敵であろうと、決してひるむことのない人だった。その田中氏が為政者へのメタモルフォーゼをとげたのである。田中康夫長野県知事の誕生は、どれだけ我々をワクワクさせてくれたことだろう。その期待度と注目度は、当時のマスコミのフィーバーぶりに反映されている。

 穏やかで明らかな言葉。不正を正しく指摘する姿勢。これまでの政治屋さんたちの手法にウンザリしていた有権者にとって、田中康夫氏の国政参加とそのあり方は、未来に光を見せてくれるに違いないのである。 05/08/2007 



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