◆　素敵な人に出会いました

　創価学会文化平和運動部のＨ氏から、エム ナマエのホームページに連絡があったのは、ボクが入院していた昨年の夏のことでした。メイルで連絡し合っているうちに、文面から発せられるそのお人柄に引かれ、退院した秋にお目にかかりました。想像していた通り、誠実で温厚で、かつ情熱を秘めた素敵な人でした。
　創価学会が主催する希望の人権展に、エム ナマエの作品を出品するにあたり、ボクはかなり強引な注文をつけました。作品の展示は最低５点以上であること。作品はエム ナマエの要求する価格で買い上げてもらうこと。無論、これらには理由がありました。この展覧会が全世界で長期間にわたり開催されること。エム ナマエを理解していただくには、複数の作品をご覧いただくことが必要であること。これらの理由でボクはＨ氏と交渉をしたのです。
　交渉は成立しました。そして、ボクとＨ氏はビジネスを通じて友情を交わしたのでした。
　昨年１２月、展覧会は東京青山の国連ギャラリーで以下の要領で開催されました。

◆　２１世紀　希望の人権展　かけがえのないあなたがいる
　　　　主　催：創価学会　国連広報センター
　　　　後　援：ユニセフ駐日事務所、日本ユネスコ協会連盟

この展示は「子ども」を対象にした国連の人権教育のための世界プログラムを支援する企画です。あらゆる人権についての課題を解説しつつ、人権に関する世界の貴重な資料、芸術品２２０点を公開します。 国際連合広報センター、ユニセフ駐日事務所、日本ユネスコ協会連盟が後援しています。
入場は無料です。
《みどころ》
１　一流の技、美しい魂に出会える。
　障害や偏見を物ともせず、生きることへの限りない情熱がこもった、一流のアートが一同に。
全盲のイラストレーターのエムナマエさんの作品、チカップ美恵子さんのアイヌ文様刺繍、「アウンサンスーチーに贈る」ウェイン・ショーターの直筆楽譜などが出品。

２　心ふるえるストーリーに出会える。
　平和への熱い思い、人を愛する気持ち、人間としての誇り…湧き上がるエネルギーが歴史を動かした。「世界人権宣言」草稿やマルチン・ルター、ヤヌシュ・コルチャック、ガンジー、エレノア・ルーズベルト、キング牧師、ヘレン・ケラーなど、人権のために闘ってきた世界の偉人たちが遺した直筆、貴重本を展示。

３　無限の希望に出会える。
リベリアの少女が新聞紙に描いた絵や、難民キャンプで暮らす人たちがタイヤから作ったサンダルなどを展示。

４　世界のあらゆる人権問題をコンパクトに紹介。
女性、子ども、先住民族、生まれ、外国人、障害者、高齢者、同性愛、貧困、飢餓、医療、ＨＩＶ／エイズ、環境問題、野宿生活者、自殺、紛争、難民、地雷、テロなどの問題を扱っています。

５　視覚障害者も共に遊べるイランの絵本など約400冊の絵本が手に取れる「心に響く物語」コーナーもお楽しみください。

◆　電池交換を忘れるエム ナマエ
　ときどきボクは自分の電池交換を忘れることがあります。そして、ついついボーッと時を過ごしてしまうのです。それで慌てて新しい電池を入れるのですが、それが新発売の協力パワーだったりすると、たちまち目の前のことに夢中で没頭して、他のすべてを忘れてしまうというエラーをやります。タイミングの悪いことに、「希望の人権展」の開催中も、そういう時期でした。Ｈ氏からも丁寧なご招待をいただいておきながら、気がついたときには展覧会が終了していたのです。それどころでなく、この貴重な情報をホームページに掲載することさえ失念してしまったのです。ボクはＨ氏に謝罪しました。するとＨ氏はこんなメイルをくださったのです。

◆　Ｈ氏からのメイル　
ご無沙汰しております。
さて、エムさんにご協力頂きました「２１世紀　希望の人権展」ですが、国連ギャラリーでの開催も昨年１２月２５日に無事終わり、次は３月の大分から始まって本年は７会場で開催する予定です。
来場者は大阪、東京で９万５千名を数え、アンケートの記入は１万枚を越えております。様々な人権問題についての解説と共に、２５０点に渡る様々な作品、資料を展示しているのですが、その中でも一番の人気はダントツでエムさんの作品です。よく聞かれたのは、エムさんは女性ですか？エムさんはどちらの国の方ですか？そして、どうやったらあのような素晴らしい絵が描けるのでしょうか？という質問でした。その都度、私なりにエムさんから伺った話をお伝えしたのですが、エムさんの絵また言葉に本当に多くの人が温かい気持ちと生きるエネルギーを受け取ったことは紛れもない事実です。
特にエムさんの言葉をメモして帰る方がたくさんいらっしゃたことも付け加えておきます。
（中略）本当に作品をお譲り頂き、感謝の思いで一杯です。
（中略）
エムさんの原画を展示しております希望の人権展の４月の日程が決まりましたので、お知らせいたします。

４月１４日（金）〜４月１９日（水）
福岡県北九州市小倉北区浅野３−８−１
西日本総合展示場新館ＡＩＭ３Ｆ
１０：００〜２０：００
但し初日４／１４は午後３時開場

入場料は無料です。
展示を紹介するＵＲＬは http://www.sokagakkai.or.jp/tenji/kibo/ にあります。

また、インターネットテレビ局であるチャンネルＪさんが次のＵＲＬで人権展の国連ギャラリー展を紹介しております。 http://yahoo.channelj.co.jp/video/soukag_jinken_j_122105.html

首都圏では、８月に千葉県で開催する予定ですが、まだ開場・日程など詳細は未定です。
よろしくお願い申し上げます。

◆　エム ナマエからの謝罪とお願い
　そういうわけなのです。実は３月にも大分県で希望の人権展が開催されたのですが、やはりエム ナマエの電池切れのため、ホームページへの掲載を失念していました。今回はなんとか会期中に間に合うよう、やはり慌ててのお知らせです。そして、今後は開催の情報を入手次第、このホームページに情報を掲載いたしますので、皆様どうぞ誘い合わせてお出かけください。エム ナマエからの心よりのお願いです。
2006.04.15